平成１８年６月９日

大塚博堂倶楽部名古屋支部

木本博久

大 塚 博 堂
　

昭和５１年６月に３２歳で、「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」でデビューした大塚博堂（はくどう）は「めぐり逢い紡いで」、「過ぎ去りし想い出は」や「季節の中に埋もれて」など、数々の心に沁みる名曲を遺して、昭和５６年５月１８日に３７歳という若さで亡くなってしまいました。

たった５年間に凝縮された彼の歌は、レコード化されたものが約８０曲、没後に発表されたものを含めても９０曲くらいしかありません。しかし、小野寺昭、岩城滉一やペギー葉山など、他歌手に提供した歌が４０曲くらいあります。

生前の大塚博堂はステージ活動を中心にして全国を回って、“愛を唄う吟遊詩人”として徐々に人気を高めていきました。ファン層も若い人よりも２０代を中心とした大人の女性が多く、コンサートではいつも涙を流しながら博堂の歌を聴いている女性ファンが多かったと伝えられています。トレードマークのヒゲとサングラスで、低音から高音まで幅広い音域と、抜群の歌唱力で唄いあげる博堂のコンサートは、年間１００ヶ所を超えるまでになりました。

博堂が亡くなって２５年（平成１８年現在）も経ちますが、今でも博堂の遺した名曲を唄い継いでいる歌手達がいます。主にシャンソン系の歌手が、自分のライブなどで博堂の歌を唄っていることが多いのですが、「博堂シンガー」を名乗って活動している歌手も何人かいます。

また、今でも「大塚博堂倶楽部」という大塚博堂ファンの組織があります。歌手のファンクラブというものは、本人が亡くなれば一般的には消滅するものです。博堂生前には、所属していた渡辺プロが主催する「大塚博堂ファンクラブ」がありましたが、この組織は没後に解散して今はもうありません。

「大塚博堂倶楽部」は、博堂１３回忌をきっかけに「博堂メモリアルライブ」の企画で集まった博堂ファンの呼びかけで、平成６年１０月１日に出来た「大塚博堂ネットワーク」がその前身です。そして、平成７年５月１８日に『大塚博堂旅立ち１５回周年メモリアルライブ』が、特別ゲストにペギー葉山さんを迎えて武蔵野公会堂で開催されました。しかし、「大塚博堂ネットワーク」は発展的に解散し、同年１０月に「大塚博堂倶楽部」として結成されたのです。その後今日まで、大塚博堂の名曲を２１世紀に遺すための活動や、メールマガジン「大塚博堂倶楽部通信」の発行などをしています。

１．  略歴

昭和１９年３月２２日            大分県別府市 にて６人兄弟の末っ子として誕生。名前は博堂（ひろたか）

昭和３４年                           別府市 立青山中学合唱部所属 大分県 合唱コンクール優勝

      中学時代に「ＮＨＫのど自慢大会」出場（県大会で入賞）　

昭和３５年４月                     大分県 立芸術短大付属緑ヶ丘高校　音楽科入学

昭和３８年４月                     東洋音楽大学声楽科入学

昭和４１年                                         　　　　〃　　　　　　　中退

昭和４１〜４２年                  別府市の音楽喫茶などで唄う

昭和４３年３月〜                 博多のクラブ「絹」、「長島」などでジャズシンガーとして活動

昭和４７年７月７日              渡辺プロにスカウトされて上京

     昭和４７年８月「大塚たけし」の芸名でデビュー。　シングル「自由に生きてほしい／     　　　　　　      薔 薇 の ト ゲ」をワーナー・パイオニアから発売

昭和４７年９月２９日            「日本歌謡祭’７２」に出場、「自由に生きてほしい」（作詞：阿久悠）を唄う

昭和４８年８月                     ２枚目シングル「風は知らない／愛は燃えつきて」を発売

昭和４９〜５０年              「大塚たけし」の名前でシングルレコードを２枚出したが、ほとんど仕事がなく、大塚博堂の  不 遇時代。この頃、藤公之介の詩集と出会い、気に入った詩に勝手に作曲していた。

昭和５０年秋                       青山のクラブ「バルセロナ」での、オリジナル曲の弾き語りが評判となる。

昭和５１年６月２５日            日本フォノグラム、シングル「ダスティンホフマンになれなかったよ」デビュー

昭和５１年８月２５日            初のＬＰアルバム「ダスティンホフマンになれなかったよ」発売

昭和５１年１０月６日            横浜音楽祭 「ダスティンホフマンになれなかったよ」で出場。最優秀新人賞

昭和５３年６月９日               第５回広島音楽祭に「めぐり逢い紡いで」と「小さな幸福でよければ」で出場

昭和５３年２月１３日            フジテレビ「夜のヒットスタジオ」で「哀しみ通せんぼ」を唄う

昭和５３年1２月３1日          ＮＨＫ紅白歌合戦で布施明が「めぐり逢い紡いで」を唄う

昭和５４年５月２０日            東京音楽祭に「もう子供でも鳥でもないんだから」で出場

昭和５４年１２月１５日          日本テレビのドラマ「ちょっとマイウエイ」に桃井かおりの恋人役で出演

昭和５５年１１月                  日本フォノグラムから東芝ＥＭＩに移籍し、「センチメンタルな私小説」発売

昭和５６年３月２１日            東京音楽祭に「トマトジュースで追いかえすのかい」で出場

昭和５６年４月１０日            福島県郡山市 でのコンサートが、春の全国ツアー最後となる。

昭和５６年５月５日               ＮＨＫテレビ「子供の歌のフェスティバル」に出演                                    

昭和５６年５月１４日             早朝、目黒区青葉台のマンション自宅で倒れる。

昭和５６年５月１８日            入院中の東邦大学付属大橋病院にて１３時３５分逝去

昭和５６年５月１９日            東京都品川区の桐ヶ谷寺で告別式

（没後の追悼コンサート）

昭和５６年６月８日               札幌市「札幌市民会館」にて「追悼の夕べ」

昭和５６年７月５日               大分市 「レインボービル」にて博堂追悼コンサート「言い遺したサヨウナラ」

昭和５６年７月７日               福岡市「南市民センター文化ホール」にて博堂追悼コンサート

昭和５６年７月１４日            名古屋市「芸音劇場」にて博堂追悼レコード・フィルムコンサート

昭和５６年８月２５日            別府市 「別府中央公民館」にて百ヶ日追悼コンサート「早すぎた時の流れ」

昭和５６年７月２０日            東京にて（詳細不明）

昭和５６年１０月５〜９日      銀座「博品館」にて博堂追悼ミュージカル「ダスティンホフマンになれなか

       ったよ」　が上演される。　演出は藤公之介、たちはらるいが博堂役。

昭和５７年５月〜                 長崎市 にて毎年５月末に博堂の同級生、松田しょうじ氏が追悼ライブ開催

昭和５７年７月２０日            名古屋市「厚生年金会館」にて「翔び続けよ！！ダスティン・ホフマン」

〜〜ピアノとバイオリンで奏でる大塚博堂の世界〜〜

昭和５９年５月６日               新宿「ルイード」にて、３回忌追悼集会「大塚博堂同窓会」が開催された。

　博堂の母も出席し、「ダスティンホフマンになれなかったよ」

昭和５９年６月１０日            日比谷、ＮＥＣショールームにて「あれから３年、大塚博堂」ビデオコンサート

　

２．作品

２−１． シングルレコード
　

・「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」（Ｂ面「坂の上の二階」）　（発売日：S５１．６　フィリップス）
・「過ぎ去りし想い出は」（Ｂ面「夕暮れのような微笑」）　　　　（発売日：S５２．３．５　フィリップス）
・「季節の中に埋もれて」（Ｂ面「旅でもしようか」）　　　　　　　（発売日：S５２．８．２５　フィリップス）
・「哀しみ通せんぼ」（Ｂ面「翌朝」）　　　　　　　　　　　　　　　　（発売日：S５３．２．５　フィリップス）
・「めぐり逢い紡いで」（Ｂ面「小さな幸福でよければ」）　　　　（発売日：S５３．７．５　フィリップス）
・「LOVE　IS　GONE」（Ｂ面「ピアノコンチェルトは聞こえない」）（発売日：S５３．１１．５　フィリップス）

・「もう子供でも鳥でもないんだから」（Ｂ面「星への階段」）　　（発売日：S５４．４．５　フィリップス）
・「青春は最後のおとぎ話」　（Ｂ面「異人館通り」）　　　　　　（発売日：S５４．１０．５　フィリップス）
・「愁雨（うれいあめ）」（Ｂ面「花びらは風に」）　　　　　　　　　（発売日：S５５．４．２５　フィリップス）

・ベスト・カップリング （「ダスティン・・・」と「過ぎ去りし・・・」両A面）　（発売日：S５４　フィリップス）

・「センンチメンタルな私小説」（Ｂ面「ブルーダンシング」）　　（発売日：S５５．１1．２１　東芝EMI）
・「春は横顔」（Ｂ面「たそがれ」）　　　　　　　　　　　　　　　　　（発売日：S５６．２．５　東芝EMI）

（没後発売）

・「娘をよろしく」（Ｂ面「カラオケ」）　　　　　　　　　　　　　　　　（発売日：S５６．６．１６　フィリップス）
・「Ｎｅｖｅｒ　ｃｏｕｌｄ　ｓａｙ　ｇｏｏｄ−ｂｙｅ」（Ｂ面「映画館」）　　　 （発売日：S５６．６．１６　フィリップス）
・「トマトジュースで追いかえすのかい」（Ｂ面「処女よ」　　　　（発売日：S５６．７．２１　東芝EMI ）
　

２−２． ＬＰアルバム
   

１）「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」（発売日：S５１．８．２５　日本フォノグラム）

・結婚する気もないのに　・坂道で　・季節の中に埋もれて　・愛されてますか
・新宿恋物語　・ふるさとでもないのに　・坂の上の二階　・ある日恋の終りが　・一冊の本
・色エンピツの花束　　・あなたという名の港　　・ダスティン・ホフマンになれなかったよ
　

２）「過ぎ去りし想い出は」（発売日：S５２．３．５　日本フォノグラム）

・過ぎ去りし想い出は　　・夏の面影　　・突然の出逢いに　　・見送った季節のあとで
・旅でもしようか　　・歩道橋　　・娘をよろしく　　・週末まで待って　　・日付のない日記
・青春の宴　　・夕暮れのような微笑　　・それぞれ

３）「もう少しの居眠りを」（発売日：S５３．２．５　日本フォノグラム）

・哀しみ通せんぼ　　・翌朝　　・めぐり逢い紡いで　　・野良犬　　・夜迷星
・I'm a lonely man　・私はもう女です　・祭りの朝に　・待人来たらず　・もう少しの居眠りを

４）「LOVE　IS GONE」（発売日：S５３．１１．５　日本フォノグラム）

・LOVE IS GONE　・幸せですか　・ピアノコンチェルトは聞こえない　　・ハーバーライト
・小さな幸福でよければ　・明日のジョーは帰らない　・男と女　・今夜はサンバ
・僕は何処へ　・たとえば風にむかって

５）「もう子供でも鳥でもないんだから」（発売日：S５４．４．２５　日本フォノグラム）

・もう子供でも鳥でもないんだから　　・ラスト・レター　　・休日　　・後悔（ぐち）
・ワンモアチャンス　・途中下車　　・男と女の光景　　・雨はむらさき　　・海岸通り
・アデュー　・愛しはじめて　　・星への階段（Stairway to the Stars)　　

６）「青春は最後のおとぎ話」（発売日：S５４．１０．２５　日本フォノグラム）
・青春は最後のおとぎ話　・時のたつまま(As time goes by)　・異人館通り　・「ドミノ倒し」を知ってますか
・稲妻　　・イフ ユー リメンバー ミー(If you remember me)　・そんなに見つめちゃ歌えない
・インディアン・サマー　　・ライ麦畑でつかまえて　・あなたは去っても

　

７）「大塚博堂ライブ」（渋谷公会堂）（発売日：S５５．７．２５　日本フォノグラム）

・新宿恋物語　　・とめどなく女に　　・季節の中に埋もれて　　・そんなに見つめちゃ歌えない
・愁雨（うれいあめ）　　・あなたは去っても　　・過ぎ去りし想い出は　　・私はもう女です
・アデュー　　・LOVE IS GONE　　・過ぎゆく愛に　　・ダスティン・ホフマンになれなかったよ

８）「感傷」（発売日：S５６．２．２１　東芝EMI ）

・春は横顔　　・トマトジュースで追いかえすのかい　　・処女よ　　・林檎の皮
・最初の微笑　　・私の愛は間違いじゃない　　・ミセス・ホワイトに伝えて　　　・たそがれ
・センチメンタルな私小説　　・ムキになるなよお嬢さん

（没後発売）

９）「大塚博堂・ＦＯＲＥＶＥＲ」（発売日：S５６．８．２５　日本フォノグラム）

・もう子供でも鳥でもないんだから　 ・過ぎ去りし想い出は　　・季節の中に埋もれて
・ライ麦畑でつかまえて　・映画館　　　・旅でもしようか　　・娘をよろしく

・ピアノコンチェルトは聞こえない　・めぐり逢い紡いで　・ダスティン・ホフマンになれなかったよ
・ふるさとでもないのに　　・Never could say good-bye

１０）大塚博堂「ゴールデンアンソロジー」（２枚組ＬＰ、発売日：不明　　日本フォノグラム）

・結婚する気もないのに　・ピアノコンチェルトは聞こえない　・夕暮れのような微笑　・翌朝

・季節の中に埋もれて　・あなたという名の港　・青春は最後のおとぎ話　

・もう子供でも鳥でもないんだから　・めぐり逢い紡いで　・新宿恋物語　・休日

・「ドミノ倒し」を知ってますか　・旅でもしようか　・ダスティン・ホフマンになれなかったよ

・明日のジヨーは帰らない　・哀しみ通せんぼ　・見送った季節のあとで　

・そんなに見つめちゃ歌えない　・小さな幸せでよければ　・愁雨　・途中下車

・過ぎ去りし想い出は　・私はもう女です　・娘をよろしく　・男と女の光景　・後悔（ぐち）

・LOVE IS GONE　・Never could say good-bye

１１）大塚博堂　「デラックス・パッケージ’８２」（２枚組ＬＰ、発売日：S５６．１２．５　日本フォノＧ）

・結婚する気もないのに　　・めぐり逢い紡いで　　・明日のジヨーは帰らない　 ・過ぎ去りし想い出は
・ピアノコンチェルトは聞こえない　 ・新宿恋物語　　・哀しみ通せんぼ　　・私はもう女です　　・翌朝

・休日　・見送った季節のあとで　・娘をよろしく　・季節の中に埋もれて　・「ドミノ倒し」を知ってますか

・そんなに見つめちゃ歌えない 　・今夜はサンバ　　・星への階段　・旅でもしようか

・ライ麦畑でつかまえて 　・LOVE IS GONE　　・ふるさとでもないのに

・ダスティン・ホフマンになれなかったよ　　・途中下車 　・Never could say good-bye

１２）大塚博堂　「ＰＥＲＦＥＣＴ　ＬＩＶＥ」（２枚組、渋谷公会堂）　（発売日：S５９．　日本フォノグラム）

・新宿恋物語　・休止符　・もう子供でも鳥でもないんだから　 ・見送った季節のあとで
・とめどなく女に ・季節の中に埋もれて　・そんなに見つめちゃ歌えない　・私はもう女です
・週末まで待って　・ライ麦畑でつかまえて　・「ドミノ倒し」を知ってますか　・アデュー

・色エンピツの花束　・あなたは去っても　・愛しはじめて　・LOVE IS GONE　・娘をよろしく

・明日のジヨーは帰らない　・男と女の光景　・過ぎゆく愛に　・歩道橋　・愁雨　

・過ぎ去りし想い出は ・ダスティン・ホフマンになれなかったよ　・花びらは風に

２−３ＣＤ

（注）ＬＰアルバムの１）〜６）までは、CD化され発売されている。　
８）はまだCD化されていない。

１）ＣＤ・大塚博堂　「あの日あの時」（発売日：H１１．７．１　マーキュリー）

・ダスティン・ホフマンになれなかったよ　・季節の中に埋もれて　・坂の上の二階
・一冊の本 ・結婚する気もないのに ・大塚博堂つぶやき（自己紹介） ・あなたという名の港
・めぐり逢い紡いで ・新宿恋物語 ・翌朝 ・大塚博堂のつぶやき（母親の話し） ・歩道橋
・ふるさとでもないのに ・旅でもしようか ・娘をよろしく ・それぞれ ・日付のない日記
・街（未発表曲）

２）ＣＤ・大塚博堂　「ライブベスト・博堂は風になった」（発売日：H１３．７．２１　VAP）

・新宿恋物語　・とめどなく女に　・週末まで待って　・色エンピツの花束　・娘をよろしく
・歩道橋　・休止符　・季節の中に埋もれて　・ライ麦畑でつかまえて　・あなたは去っても
・明日のジョーは帰らない　・愁雨　・花びらは風に　・過ぎ去りし想い出は　・アデュー
・LOVE　IS　GONE　　＜アンコール＞　・過ぎゆく愛に　・ダスティン・ホフマンになれなかったよ＜ボーナストラック＞　・６０歳の日

３）ＣＤ・大塚博堂　「ベストセレクション」（発売日：H１３．９．１５　渡辺音楽出版）

・     ダスティン・ホフマンになれなかったよ・見送った季節のあとで・そんなにみつめちゃ歌えない

・     小さな幸せでよければ ・I'm a lonely man　・ハーバーライト　

・もう少しの居眠りを・幸せですか　・過ぎ去りし想い出は　・もう子供でも鳥でもないんだから　

・娘をよろしく・旅でもしようか　・めぐり逢い紡いで　・春は横顔　・私の愛は間違いじゃない
・トマトジュースで追いかえすのかい　・センチメンタルな私小説　
（ＢＯＮＵＳ　ＴＲＡＣＫ）　・風は知らない　　・僕のママ

４）ＣＤ・大塚博堂　「スーパーバリュー」（発売日：H１３．１２．１９　キティMME）

・ダスティン・ホフマンになれなかったよ・季節の中に埋もれて・旅でもしようか・娘をよろしく

・過ぎ去りし想い出は　・哀しみ通せんぼ　・めぐり逢い紡いで　・LOVE IS GONE

・もう子供でも鳥でもないんだから　・青春は最後のおとぎ話

５）ＣＤ・大塚博堂　「ゴールデンベスト・シングルス」（発売日：H１５．１１．２６　ユニバーサルＭ）

・     ダスティン・ホフマンになれなかったよ　・坂の上の二階　・過ぎ去りし想い出は

・夕暮れのような微笑・季節の中に埋もれて　・旅でもしようか　・哀しみ通せんぼ　・翌朝　

・めぐり逢い紡いで
・小さな幸福でよければ　・LOVE　IS　GONE　・ピアノコンチェルトは聞こえない
・もう子供でも鳥でもないんだから　・星への階段　・青春は最後のおとぎ話　・異人館通り
・愁雨　　・花びらは風に　　・映画館　　・NEVER COULD SAY GOOD-BYE

６）ＣＤ・大塚博堂　「ベスト１０」（発売日：H１７．１１．９　ユニバーサルミュージック）

・ダスティン・ホフマンになれなかったよ　・めぐり逢い紡いで　・過ぎ去りし想い出は

・季節の中に埋もれて　・哀しみ通せんぼ　・LOVE IS GONE　

・もう子供でも鳥でもないんだから　・青春は最後のおとぎ話　・愁雨　・娘をよろしく

２−４．提供曲　・・・歌手名
　

・「あかねさす紫野」、「あかねさす紫野ｐａｒｔ�U」、「落葉の日」　・・・　ペギー葉山

・「サザンクロス」　・・・　伊勢功一

・「やがてむらさき」、「水彩画の少女」、「旅に出ませんか」　・・・　小野寺昭

・「やつが行く」、「今度生まれて来る時は」　・・・　具志堅用高

・「ひとときの安らぎ」、「Ｋ子の部屋」　・・・　高田ジョニー

・「ショッキング ブルー」　・・・　石川ひとみ

・「風媒花」、「CHANGING MINDS」、「心寂しき狩人」　・・・　岩城滉一

・「悪口」　･･･　佐藤光政

・「ピリオッド」、「春待ちながら」　・・・　日吉ミミ

・「愛のかさねぎ」　・・・　桃井かおり

・「桜模様」、「心しらず」　・・・　葵まつり

・「陽のあたる坂道」、「きっと夕焼け」　・・・　斉藤とも子

（没後発売）

･「人を愛したら」、「心の端をつまんで」、「少女の誘惑」、「涙が耳を濡らして」、「ママ」、「ガラスの愛撫」　・・・　たちはらるい（昭和５６年９月発売ＬＰ「じゃあ、また・・・」収録）

・「かすみ草哀歌」　・・・　青木裕史（昭和６０年シングル発売）

・「RAIN RAIN RAIN」、「泣き顔美人」　・・・　古賀　孝（昭和５７年？発売ＬＰ「哀しみはイエスタデー」に収録）

・「風に吹かれて」　・・・　加門　亮　（注：たちはらるい「人を愛したら」と同曲、詞違い。平成１３年発売ＣＤ）

２−５． 未発表曲　（レコード化されなかった歌）
　

・「カラス」                                    ・・・ステージ曲　（平成１５年１２月に、リミックスしてCD化され発売）

・「黄色いリンゴ」                          ・・・   〃　

・「墓守唄」                                  ・・・　  〃

・「Ｍｒギターマン」                        ・・・   〃

・「賛歌」                                     ・・・昭和４７年合歓ポピューラーフェスティバル「日本歌謡祭’02」出場 曲

・「シンドバッドの船」       ・・・昭和５２年１２月放送　ＮＨＫラジオ「みんなのうた」

３．博堂の仲間 「スクランブル・ダスティン・バンド」のメンバー （担当楽器など）
　

・大塚博堂（ボーカル、ギター、コンガ、ピアノ）

・岩村義道（リードギター）・・・博堂デビュー４ヶ月後から博堂と二人でツアー（福岡の仲間）

・山中さとし（フルート、ギター、キーボード）・・・岩村氏が呼び寄せた、福岡時代の仲間

・竹村進二（ベース）

・桜田　賢（ドラム）

・逸見良造（キーボード）　　　（入会順、バンドメンバーは入れ替わりあり、主なメンバー記載）

４．マスコミ出演記録 （録音テープ、録画テープの残っているもの）
　

・　昭和５３年２月１３日　　『夜のヒットスタジオ』　フジテレビ、「哀しみ通せんぼ」唄う

・　昭和５３年１１月２９日　『スターと共に・夜は友達』　東海ラジオ（博堂ディクスジョッキー）

・　昭和５４年５月２０日　　『ニューミュージックナウ』　ＦＭ愛知（司会：伊藤強、古手川祐子）

・　昭和５４年７月８日　　　『ニューミュージック共和国』　ＦＭ愛知（司会：小林よしと）

・　昭和５４年末頃　　　　　『（番組名不明）』　ＮＨＫ−ＦＭ　（女性アナウンサー）

・　昭和５４年１２月１５日　ドラマ『ちょっとマイウエイ』　日本テレビ　桃井かおりの恋人役で出演

・　昭和５４年１２月１６日　『DENONライブコンサート』　ＦＭ東京（司会：菅野沖彦）

・　昭和５４年１２月２９日　『ヤングタウン東京・サタディーハッピーナイトコンサート』

ＴＢＳラジオ（司会：ハイファイセット）

・　昭和５６年２月頃　　　　『テクギン サウンドスポット』　文化放送（司会：梶原茂）

・　昭和５６年春頃　　　　　『（番組名不明）』　ＮＨＫ−ＦＭ　（博堂ディクスジョッキー、３日分）

・　昭和５６年春頃　　　　　『関東ミュージックエクスプレス』　ラジオ局不明　（司会：山崎イサオ）

・　昭和５６年５月５日　　　『子供の歌のフェスティバル』　ＮＨＫテレビに出演

・　昭和５６年９月２０日　　『今夜はすごいぜ』　ＦＭ愛知　（司会：ツボイノリオ）　４月頃にスタジオ録音され

ていたが、放送される前に亡くなってしまい、オクラ入りになっていたのを９月に追悼番組として放送。

５． ライブ、コンサートの記録 （収録レコードや録音テープの残っているもの）
　

・　昭和５１年１０月２０日　「いわき市コンサート」　・・・いわき文化センター（ツアー開始初期のもの）

・　昭和５２年３月５日　　　「別府市ライブ」　・・・ヤンキースタジアム　「過ぎ去りし・・・」発売キャンペーン

・　昭和５２年１１月頃　　　「函館市コンサート」　・・・会場名不明（「ふきのとう」とのジョイント・ライブ）

・　昭和５２年秋頃　　　　　「福島市コンサート」　・・・福島市民会館

・　昭和５４年２月１０日　　「山形市コンサート」　・・・山形県民会館

・　昭和５４年５月２８日　　「新潟市コンサート」　・・・新潟市公会堂

・　昭和５６年３月１８日　　「横浜市コンサート」　・・・神奈川県民ホール

６． 参考資料
　

６−１　単行本

１）　『ダスティンホフマンになれなかったよ』（藤公之介、大塚博堂共著）

昭和５１年７月３１日　ルック社発行　６８０円

本書はなぜか１年後の昭和５２年７月３１日に、ルック社より『大人になれなかった男たちのバラード』と改題されて再発行されている。８５０円

その後、博堂生誕５０年記念として平成６年３月２５日に吟遊社より、復刻版『ダスティンホフマンになれなかったよ』として発行された。１０００円

また、平成１４年５月１８日に岩崎電子出版より、「博堂伝説〜ダスティンホフマンになれなかったよ〜」として、二度目の復刻版が出されている（１８００円）。今回は装いも新たにタイトル・表紙・写真などが変更され、最後の章「博堂との別れ、そして山田友人との出会い」が加筆されている。

（現在も発行中、申込先：０３−３２０９−２７７５　岩崎電子出版）

　２）　『博堂は風になった』　（大塚俊英著）　・・・　博堂のお兄さんが１回忌に出した追悼本

昭和５７年５月２０日に日之出出版から発行された（９８０円）。１３歳違いの兄、大塚俊英氏が「大塚博堂、その短すぎた音楽人生」として、博堂の関係者に話を聞いたり、新聞記事、労音機関紙、渡辺プロ機関紙などの資料を参考にして纏めた。

なお本書は、博堂生誕５０年記念として、平成６年１２月２５日に吟遊社より新装版『博堂は風になった』として復刻されている（１２００円）。

３）　『詩集・大塚博堂よ』　（藤公之介著）

大塚博堂のデビュー曲「ダスティンホフマンになれなかったよ」の作詞を担当した藤公之介氏が、亡き大塚博堂に捧げる鎮魂をこめたポエム集（吟遊社より平成７年６月発行、１８００円）。

　４）　劇画『ダスティンホフマンになれなかったよ』　（原作：藤公之介、画：大木美千代）

女性月刊誌「セブンティーン」昭和５６年１０月号に掲載された劇画「ダスティンホフマンになれなかったよ」を、博堂１５回忌の平成７年５月１８日に吟遊社が単行本として発行（１０００円）。

劇画の内容は、昭和５６年１０月に銀座「博品館」で上演された博堂追悼ミュージカル「ダスティンホフマンになれなかったよ」　のダイジェスト版。

５）　『大塚博堂・楽譜全集』　（写真及び資料提供・渡辺音楽出版社）　・・・　生前発行

博堂のファーストアルバム「ダスティンホフマンになれなかったよ」から、４枚目のアルバム「LOVE　IS　GONE」までの４４曲分収録。　ドレミ楽譜出版社より、昭和５４年２月１０日発行（１０００円）。

６）　『大塚博堂・楽譜全集』　（写真及び資料提供・渡辺音楽出版社）　・・・　没後発行

博堂のファーストアルバム「ダスティンホフマンになれなかったよ」から、７枚目のアルバム「感傷」までの７６曲に、ライブ盤・追悼盤とＥＰ盤から７曲、合計８３曲を収録。

ドレミ楽譜出版社より、昭和５９年９月２０日発行（１８００円）。

６−２　大塚博堂追悼曲
　

・「ダスティンホフマンになれなたじゃないか」　・・・昭和５６年１０月　博堂追悼ミュージカルで発表

（唄：たちはらるい　　作詞：藤公之介　作曲：たちはらるい）

・「駆けぬけた風」　・・・博堂に奉げる歌として作詞作曲し、自分のコンサートで唄う。

（唄：青木裕史　　作詞：青木裕史　　作曲：青木裕史）

・「おまえの声が聞こえる」　・・・　平成５年　博堂１３回忌追悼ＣＤ「風の中で」に収録

（唄：山崎イサオ　　作詞：山川啓介　　作曲：宮川　泰）

・「Nice ｔｏ Meet You」　・・・　平成５年　博堂１３回忌追悼ＣＤ「風の中で」に収録

（唄：山崎イサオ　　作詞:池田裕幾　　作曲：宮川　泰）

・「総天然色の日々」　・・・平成６年　博堂に奉げる歌としてリリース

（唄：原　大輔　　作詞：藤公之介　　作曲：高関勝美）

・「ダスティン〜博堂別離れの詩」　・・・告別式で詠まれた弔辞の詩に作曲し、平成１６年発表

（唄：山田友人　　作詞：井手ごいち　　作曲：山田友人）

・「一本のギター」　・・・博堂生誕６０年、２３回忌記念曲

（唄：田口　徹　　作詞：藤公之介　　作曲：田口　徹）

・「博堂の風に吹かれて」　・・・博堂生誕６０年、２３回忌記念曲　平成１６年１２月発表

（唄：山田友人　　作詞：藤公之介　　作曲：山田友人）

７．関連外部リンク
　

・　『めぐり逢い紡いで』　・・・　http://www6.ocn.ne.jp/~go-o/

博堂の甥でシンガーソングライター、大塚郷氏のホームページ

・         『やすらぎのラブソングをあなたに』　・・・　http://odik.co.jp/yamadayujin/index.htm

平成１２年１１月「博堂を歌う、全百曲コンサート」で博堂シンガーとしてデビューした、山田友人氏のＯｆｆｉｃｉａｌ　Ｗｅｂｓｉｔｅ

　・　『大塚博堂ＥＶＥＲＧＲＥＥＮ』　・・・　http://homepage3.nifty.com/hakudoulive/

名古屋の大塚博堂ファンが個人で開設しているホームページ

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