大阪集会

「大塚博堂倶楽部・大阪集会」報告

博堂倶楽部Ａ

期日：平成１５年１０月２５日（土）１５時～２０時１５分

場所：「惣菜屋・一匁 (ｲﾁﾓﾝﾒ)」

大阪市北区堂島

初めての「大塚博堂倶楽部・大阪集会」が開かれました。

インターネットのメルマガ「大塚博堂倶楽部通信」で呼びかけて、関西地区の博堂ファンとの交流会を計画したものです。

地元の大阪からはお店の常連客と従業員の７名が参加され、全部で１２名の参加となりました。

（第１部）

「大阪集会」は、まず参加者の自己紹介から始まりした。

☆ まずは「一匁」の常連客のＢさんです。

ある時、お店の有線放送から大塚博堂の歌が流れたら、ママからこの歌を唄っている大塚博堂を知っているかと聞かれた。名前くらいは知っていたが、その後ママからＣＤで博堂曲を聴かせてもらった。そこで、ママには内緒で博堂のＣＤを買ってきて聴き始めたたが、最初の印象は“こんな暗い曲は・・・”というものでしたが、今ではパソコンのインターネットで「大塚博堂」を検索するくらいのファンになりました。

☆ 次は「一匁」のＣさんです。

博堂の歌は２０年以上も前から聴いている。主人が博堂の歌が好きで、聴いている内に私も大好きになってしまった。

２年前の５月始め頃、お店に来られた大分放送のお客さんから大塚博堂のことがインターネットに載っていると教えられた。それで早速、娘にインターネットで「大塚博堂」を検索してもらったら、５月１８日の博堂命日に東京の三鷹で「大塚博堂メモリアルライブ‘０２」が行われることが載っていた。それで思い切って、一人で東京まで行ったのです。

☆ 次は久しぶりに参加された京都のＤさんです。

私は７年ほど前に大塚博堂倶楽部を知って会員になり、時々は東京で開催される例会にも参加していました。博堂の歌は、始めは小椋桂に似ているなあという印象を持ちました。博堂が亡くなった翌日からは、毎日のように博堂の曲を聴いている。

松山千春は博堂の曲が好きで、自分のコンサートでも唄っているらしいが、彼が先日のラジオで“俺が歌手として認めるのは大塚博堂だけだ”と言っていた。

☆ 次は名古屋から参加のＥさんです。

石原裕次郎が入院した日に博堂が亡くなったのですが、その後に出た週刊誌の情報で、博堂のお墓は東京にあるとばかり思っていた。５年ほど前にあるグルメ雑誌を見ていたら、その中に「青春は最後のおとぎ話」という名前の喫茶店が掲載されていた。名古屋の隣りの日進市にあるその店を訪ねて行って、博堂の大ファンという経営者の岡島さんと知り合った。その後、彼女から大塚博堂倶楽部・名古屋例会があることを聞いて参加し、それ以来博堂倶楽部の会員です。一昨年の命日には大塚博堂倶楽部の墓参ツァーに、名古屋から一人で参加し長年の念願が叶いました。

☆ 次は私Ａでした。

私は７年半前から単身赴任で東京に住んでいますが、今日は名古屋の家から来ました。７年半ほど前から単身赴任で東京に住んでおり、６年ほど前に藤公之介さんの主催した「大塚博堂を偲ぶコンサート」を朝日新聞で知り、その後「大塚博堂倶楽部」という組織があることを知り仲間に入れてもらい、現在に至っています。生のコンサートは名古屋・岐阜で５回聴いています。博堂を知ったのは、会社の女の子がボーイフレンドからもらったカセットテープを、職場の旅行の時に持参したのを聴いたのが最初です。その時は大塚博堂という名前も歌もまったく知りませんでした。その直後にサードアルバム「もう少しの居眠りを」が

発売されました。

☆ 次はお店の常連さんのＦさんです。

「一匁」で飲んでいる時、ママさんから大塚博堂という歌手を知っているかと聞かれたが、博堂という名前や「ダスティンホフマンになれなかったよ」などの歌は知っていた。でも、もう亡くなっていた歌手だということは知らなかった。

☆ メルマガ「博堂倶楽部通信」の読者で、枚方市のＧさんです。

私が博堂の歌を聴いた最初は、夫について行ったパチンコ屋の有線放送から流れた「過ぎ去りし想い出は」でした。その後、「夜のヒットスタジオ」に出演した大塚博堂を見て“この人だ！”と思ったのを覚えています。

その後、大阪厚生年金ホールで行われたコンサートや名古屋でのコンサートにも泊りがけで行った。亡くなってしまい中止となった、大阪でのコンサートチケットも購入していた。亡くなった後、名古屋の美容院の男性から電話がかかってきて、追悼フィルムコンサートに誘われたことがあります。

亡くなってからはずっと一人で聴いていたが、最近になって主人がインターネットで大塚博堂を調べてくれて「大塚博堂倶楽部通信」を知りました。

☆ 少し遅れて参加のＨさんです。

２週間ほど前にお店で、ママからウォークマンで大塚博堂の唄を聴かせてもらったばかり。博堂の名前は知らなかったが「ダスティンホフマンになれなかったよ」の曲は聴いた覚えがあった。

（第２部）

大塚博堂の山形コンサートのビデオが映されました。２４年も前の、そして何回もダビングを繰り返したビデオですので写りは非常に悪いのですが、博堂が唄うところを見るのは初めてという人も多く、感激してくれました。その後、昨年５月１８日のメモリアルコンサート（武蔵野芸能劇場）のビデオで、大塚郷さんと山田友人さんの博堂ソングを聴きました。まず始めに登場した大塚郷さんは、面影がやはり大塚博堂によく似ているし、唄も上手いなあ～との評判でした。

次の山田友人さんの唄声には、みなさんビックリしていました。あまりにも博堂ソックリな唄声に感動し、ビデオの山田友人さんに対して思わず拍手喝采でした。

次に、私Ａが、博堂に関する資料（次の３点）の報告をしました。

（１）…「大塚博堂全作品一覧」

博堂が唄って、レコードやＣＤで発表された歌は９１曲あります。また、博堂が作曲して他の歌手に提供して、レコードやＣＤで発表された歌は２４曲あります。その中にはペギー葉山、小野寺昭、石川ひとみ、岩城滉一などがいます。めずらしい歌としては、ボクシングの具志堅用高さんが吹き込んだ「やつが行く」という歌があります。この歌の作詞は藤公之介さんです。博堂が作詞した歌は１７曲あり、作曲した歌は１０５曲が分かっていますが、まだまだ未発表曲があるみたいです。現在調査中なのは「墓守唄」と「Ｍr.ギターマン」という歌です。これらはステージ用の曲らしいのですが・・・、この曲を聴いたことがある人、この曲目が掲載された博堂コンサートのプログラムを持っている方がいましたら、ぜひ博堂倶楽部までお知らせ下さい。

（２）…「大塚博堂ＬＰ未収録曲一覧」

レコードでは発表されていない、博堂がステージで唄った曲で録音が残っている歌（ジャズ、美空ひばりの「リンゴ追分」、天知茂の「昭和ブルース」など）や、「カラス」「黄色いリンゴ」などのステージ曲が残っています。

藤公之介さんが博堂１３回忌の記念に作詞し、原大輔（「秋冬」がヒットした歌手で、博堂の曲も唄う）が作曲した「総天然色の日々」という歌は、歌詞の中に「大塚博堂」という名前が出て来ます。その他、博堂の親友だった山崎イサオの「おまえの声が聞こえる」やシャンソン歌手、青木裕史の「駆けぬけた風」なども博堂を偲んで作られた歌です。

博堂の名曲「季節の中に埋もれて」、「めぐり逢い紡いで」、「旅でもしようか」などを唄っている歌手は、シャンソン歌手を中心にたくさんいます。最近では、演歌歌手の加門亮が吹き込んだ「風に吹かれて」や、門倉有希の唄う「めぐり逢い紡いで」がＣＤ発売されています。また、変わった歌手としては「ダスティンホフマンになれなかったよ」をＣＤで発表したホンコンの歌手、レイモンド・チョイ、同曲をモンゴル語で唄ったモンゴルの歌手、オユンナがいます。

（３）…「博堂関係の録音・録画資料」

博堂のコンサート風景を写したビデオや、録音したテープなどを纏めています。博堂の出演しているビデオは「山形県民会館」でのコンサートのものしか残っていません。

また、カセットテープに録音されたコンサートの記録は、今のところ「いわき市文化センター」・「別府ﾔﾝｷｰｽﾀｼﾞｱﾑでのライブ」・「新潟市でのコンサート」が見つかっています。

（お願い！）

全国の博堂ファンで、自分の録音した博堂に関するラジオ番組などをお持ちの方は、ぜひ「どういう番組」の「どういう内容」のものかを博堂倶楽部までお知らせ下さい。

以上